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中国・敦煌市からレポートが届きました⑤

大砂漠敦煌に三大文化演芸が集結

敦煌には、景勝地や夜市のほかにも、演芸という大きな魅力があります。敦煌は、その歴史的背景と特殊な文化的地位により、今も芸術家たちに多くのインスピレーションと創作の機会を与え続けています。

敦煌をテーマとした代表的な演芸に『シルクロードの花吹雪』、『また敦煌に会う』、『敦煌の盛典』の三つが挙げられます。

1:『シルクロードの花吹雪』

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《シルクロードの花吹雪》写真

『シルクロードの花吹雪』は1979年に初演され、「敦煌の壁画が生きており、美しい芸術を楽しむことができる」、「これは天上の踊りで、人間には滅多に見られないものだ」とニュースメディアから賞賛されました。

この舞踊劇は唐王朝全盛期の時代を舞台に、シルクロードと敦煌の壁画をモチーフに作られた、古画工の神筆張(シェン ビー ジャン)と芸妓の英娘(インニャン)の父娘の悲喜離合の物語で、中国と西域の人々の長い友情をたたえ、唐王朝の内政の繁栄と経済・文化面における対外交流の盛況を再現しています。

《シルクロードの花吹雪》写真

また、20世紀の中国舞踊の代表作品と呼ばれ、中華民族芸術史に掲載されました。

《シルクロードの花吹雪》写真

2:『また敦煌に会う』

《また敦煌に会う》の上演写真

『また敦煌に会う』は2016年に初公演されました。敦煌の壁画と敦煌の歴史を主なテーマとし、情景体験という独特の方法によって観客と古代人が対話し、時空を超えるものです。

 演芸は三つの劇場スペースに分けられたユニークな会場で上演され、観客は移動して観覧する必要があります。各スペースでそれぞれ一幕が上演され、役者は観客のそばで演じるためリアルな雰囲気を作り出します。最初の2幕が終わった後、観客全員は20~30人ずつに分かれて、分割された模擬洞窟のスペースに移動します。各スペースでは莫高窟壁画の異なる物語が上演されます。物語が終わると、最後の30分は伝統劇場に足を踏み入れ、古代歴史の三つの節目における敦煌の物語を着席して鑑賞します。

《また敦煌に会う》の上演写真

 歴史物語であるので、関連する実在の人物だけでなく架空の人物が多く登場します。敦煌文書を発見した王円箓(ワンイェンルー)の他に、漢武帝の時代に活躍した張騫(ジャンチェン)など歴史上の人物がたくさん出てきます。また、壁画に描かれている飛天や菩薩も再現されています。物語は壁画をテーマに制作されていることから、この劇を鑑賞することで莫高窟とその歴史についてより深く理解することができます。

《また敦煌に会う》の上演写真

3:『敦煌の盛典』

《敦煌の盛典》写真

『敦煌の盛典』はラブストーリーをメインにした実景演劇です。鳴砂山月牙泉の大砂漠と敦煌山荘の輝かしい漢唐の建築群などの実際の風景を通じて、古代シルクロードの重鎮であった敦煌の歴史文化と人文風貌の姿を再現しています。

《敦煌の盛典》写真

『敦煌の盛典』は『序・大漠魂』、第一幕『禅定・鳴砂山』、第二幕『遠走・敦煌城』、第三幕『情牽·莫高窟』(莫高窟を慕う)、第四幕『婵娟・月牙泉』、『終・夢の敦煌』という6幕に分けられています。各幕の名前からも大まかな筋がわかります。喜びから悲しみへ、そして物語の昇華へ。ラブストーリーのため、キャラクターも比較的シンプルで、ストーリーもわかりやすいです。

《敦煌の盛典》写真

提供:敦煌市文化・スポーツ・放送・テレビ・観光局
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2021年8月

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