REPORTレポート

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中国・敦煌市からレポートが届きました①

~シルクロード敦煌~鳴砂山の麓では花が咲きはじめ、春めいてきました

 敦煌の春は中国内陸部の他の都市より少し遅れてやってきます。
 敦煌の四季はどれも美しいですがが、春の景色が最も美しいと言われています。
 3月末ごろから、いたるところで鳥が鳴き始め、花の香りが漂い、春の陽が暖かく、景色が明るくなります。芽吹きの活気にあふれて、花が咲き乱れます。

  春の敦煌は、空が青くて綺麗です。青空を見上げるたびに、きっと敦煌は神様に愛されていると思うでしょう。
 それはまるで、最高の絵の具で描いた巨大な青いキャンバスのように、明るく美しいのです。

 敦煌の春は、花の香りに満ちており、美しく、快適で、詩情や絵心にも満ちています。

 敦煌の鳴砂山や月牙泉は世界でも有名な観光地で、中国の西部地域の特色を色濃く反映しています。
 国内外の観光客が、敦煌の春を体験しに訪れています。

 鳴砂山の麓では至るところで、春風とともに砂漠を歩くラクダの鈴の音が鳴り響きます。この砂漠のラクダに乗りながら、鳴砂山の麓の煌びやかで美しい春景を眺めるのは大変楽しいことです。

 鳴砂山の麓の杏は、敦煌で一番早く咲く花です。同じ杏の花も、敦煌の鳴砂山の麓で見るのは別格です。杏林を散策しながら、青い空と白い雲を見上げ 、足元の小川のせせらぎのゆらめきに目を楽しませることができます。

 鳴砂山の杏の花が満開になるとともに、敦煌の最も快適な季節が到来します。気温が上がっていくにつれ、党河の水量がだんだん増え、草木に成長をもたらします。花見に来た観光客はその華やかさに驚きながらも、やがて実る果実に期待を寄せるでしょう。

春と夏の敦煌は「塞外の江南」と称されています。
 この季節は、敦煌の党河の水量が最も多くなり、水の都と呼ばれる江南地区のようになるからです。
 春の党河は砂漠の中の美しい緑のリボンとなって、観光客を数多く惹きつけています。

 春の開花の時期には、鳴砂山の景勝地である雷音寺が一面の花の海に埋もれてしまいます。
 古寺の鐘の音と、美音妙楽の余韻がいつまでも続き、この世のものではないような雰囲気が、心静かで安らかな気持ちにさせてくれます。

 春風十里(十里は五キロメートル)に吹きわたり、万輪の花が咲く。
 鳴砂山の麓に位置する月牙泉のほとりの小さな町は、杏の花の林に囲まれています。気楽で居心地がよいため、観光客は、古めかしい月牙泉の町を楽しみ、春の美しい景色を見たり、おいしいものを食べたりして満ちあふれる春の息吹を満喫することができます。

 春の敦煌には、楡の木の清々しい香りも広がります。
 木いっぱいの楡の葉がとても賑やかで、最初に生えた楡の葉を和え物や蒸し物、煮物、炒め物などにして、楡の葉料理に舌鼓を打ちます。楡の葉料理は敦煌グルメの一つで、おもてなしのご馳走でもあり、とても美味しいです。

 春風が砂漠を強く吹き渡る時、敦煌城の西16キロに位置する敦煌古城も春の行楽シーズンを迎え、国内外の観光客が押し寄せます。
  敦煌古城は中国と日本の共同制作による歴史物語の映画「敦煌」の撮影のために1987年に建てられた唐宋風の建物で、重厚な西部地域の建築様式を持ち、唐宋時代の西北の要衝である敦煌の雄姿を再現しています。

 毎年4月には、鳴砂山の麓で1万本の桃の花が満開になり、一面に広がる桃色の花海となって観光客を歓迎しています。

 大砂漠の敦煌の春は、うららかで花が咲き誇る一方、静かで心地よい自然と調和しています。
 敦煌の春の楽しみは色々ありますが、一つ一つ味わい、じっくり噛みしめながら、体験していただきたいと思います。

寄稿: 敦煌市文化・スポーツ・放送・テレビ・観光局
2021年2月25日

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