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松本清張記念館の特別企画展「松本清張と東アジアⅡ 韓国・中国の清張〈書店〉と作家の歩いた〈風景〉」開催レポート!

東アジア文化都市北九州2020▶21の連携事業として北九州市立松本清張記念館で開催されている同展の開催レポートです!
 なお、当初の開催期間は12月5日まででしたが、緊急事態宣言を受けて開幕が遅れたことから、12月15日までに会期が延長されています。

北九州市ゆかりの作家、松本清張。その作品は翻訳されて中国や韓国でも読まれています。また、清張は中国や韓国にも滞在し、その地での取材を基にした作品も多く残しています。
これは、東アジアを描き、その地で多く翻訳され親しまれている松本清張の魅力を紹介する企画展です。

タイトルに「Ⅱ」とあるとおり、以前「Ⅰ」を開催しております。
それは、松本清張生誕100年の翌年、2010年(平成22年)開催の『松本清張と東アジア-描かれた<東アジア・東南アジア> 読まれる<清張>』展です。この展覧会から11年。その間の韓国・中国での清張受容と翻訳の研究の成果を元に開催されるのが「Ⅱ」となります。

これは韓国語訳の『或る「小倉日記」傳』。
1953年に清張が芥川賞を受賞した作品です。北九州・小倉が舞台の小説が韓国でもこうして読まれているんですね。

こちらは中国語訳。
「点と線」「砂の器」「ゼロの焦点」…清張のベストセラーがずらり!

清張は1983年、初めて中国を訪問。「密教の水源をみる」という取材でした。展示では、この時の江南から西安・蘭州まで列車と飛行機で移動しながら各地で見せた「作家」「ジャーナリスト」「歴史家」とその「風景」が細かく紹介されています。

一方、韓国と清張。清張は戦前、衛生兵として韓国に滞在しました。その当時の現地の様子、清張が見たであろう風景を紹介しています。

清張が収集していた古代史関連の史料も展示。古代史関係の著作の際、現物を手元に置いていたと言います。緻密で深い研究に基づいていた清張の姿勢がわかるエピソードです。

松本清張記念館の特別企画展「松本清張と東アジアⅡ 韓国・中国の清張〈書店〉と作家の歩いた〈風景〉」は12月15日(水)まで開催です。

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